歯ぎしり・食いしばりの治療

Botox歯ぎしり・食いしばり治療
（ボツリヌストキシン治療）

Aboutボツリヌストキシン治療とは？

ボツリヌストキシン治療は、表情筋の動きを一時的に抑制（弛緩）する治療方法です。
美容皮膚科・美容外科では、表情の動きに伴って出現する「しわ」を目立たなくする目的での治療がおこなわれています。

ボツリヌストキシン治療の「ボツリヌストキシン」はボツリヌス菌によって生成されるタンパク質で、神経筋接合部に作用して筋肉の収縮を抑制します。この性質を応用して、医療や美容の分野で利用されています。

当クリニックなどの歯科医院においては、主に「食いしばり」や「歯ぎしり」など、噛む力を調整する「咬筋」の緊張による過剰な動きを抑え、それによって起こる歯や顎の痛みを軽減する目的で使用されています。 ※ボツリヌス菌を使用した薬剤全般はボツリヌストキシン製剤（ボツリヌストキシン注射）といいます。

Eeffectボツリヌストキシン治療の
効果

筋肉の緊張を和らげることによって、歯ぎしりや食いしばりの症状を緩和することができます。
噛む力を弱めることで顎関節への負担も軽減されるため、顎関節症の改善にも効果的です。

副次的な効果として、咬筋の緊張が取れることにより、歯ぎしり・食いしばりによる肩こりや頭痛も改善されることが期待されます。

Operating Roomボツリヌストキシン治療の
持続期間は

3D-CT／X-rayボツリヌストキシン治療
メリット・デメリット

Safetyボツリヌストキシン製剤
の安全性

「ボツリヌストキシン治療」はボツリヌス菌が作るボツリヌストキシンという外毒素を有効成分としています。
ボツリヌストキシンは多量に摂取すると食中毒を起こすことがあるので、驚かれる方もいらっしゃいますが、薬剤はボツリヌス菌から抽出した天然たんぱく質が主成分であり、毒性はなく、人体に投与しても安全です。

じつは、美容業界で使用されている「ボトックス」はボツリヌストキシン治療で使用されるブランド名で、成分は同様にボツリヌストキシンとなっています。ボトックスは1989年に米国でアラガン社が承認取得したのち、日本においては1996年に「眼瞼痙攣」に対して承認され、2000年に「片側顔面痙攣」、2001年に「痙性斜頸」の追加効能が厚生労働省に承認されました。

美容業界では、2009年に美容目的の医薬品として眉間の表情シワに、2016年には目尻の表情シワの治療として厚生労働省から追加承認されました。

現在でも、脳卒中などの後遺症による痙縮や片側顔面けいれん、眼瞼けいれん治療など、多くの疾患に治療薬として使用されている薬剤です。保険診療にも適応されている安全性の高い薬剤となっています。

歯科においては、あまり馴染みの少ない薬剤ですが、欧米などでは、歯科治療の１つとして使用されています。

当院では、韓国最大の医薬品メーカーであるデウン製薬が製造した最新のボツリヌストキシン製剤「NABOTA（ナボタ）」を使用しています。
その安全性や品質は米国FDAと韓国KFDA（いずれも日本でいう厚生労働省）に認可されています。

Priceボツリヌストキシン治療
価格表

Q & Aボツリヌストキシン治療
よくある質問

ボツリヌストキシン治療に
伴う一般的なリスク・副作用

• 注射部位の腫れ・内出血・疼痛などが出る場合がありますが、ほとんどが一時的なものですので、時間の経過とともに自然に消えていきます。
• 軽度のアレルギー反応を起こすことが稀にあります。
• 投与後、週間は顎が重い・だるいなどの症状を感じることがありますが、時間経過とともに自然に消えていきます。
• 筋力が弱まることによって顎が疲れやすい、咀嚼困難などの副作用が発生することが稀にありますが、時間経過とともに自然に消えていきます。
• 対症療法なので年に約2回程度を継続的に行うことで効果が長続きします。
• 妊娠中、または妊娠の可能性がある方・妊娠をお考えの方は施術を行うことができません。